院長ブログ

2015.09.25更新

こんにちはleaf

東京都港区の矯正歯科専門医院・青山表参道桜井矯正歯科クリニック院長の桜井由美子です。

tooth本日は乳歯についてのお話です。 乳歯は英語ではBaby tooth, Milk toothと言われます。ベイビー、ミルクとなんだか可愛い名前ですねtooth

 

 乳歯は永久歯が生え揃うまでのとても大切な役割を担っています。 小さいお口に合った大きさで、咬むという事に加え、永久歯が生えるときに正しい位置への誘導や場所とりをしてくれています。良い歯並びになる為の準備をしてくれている大切な歯なのです。良い歯並びへの第一歩として乳歯をムシ歯にしない事はとても大切になってきます。

しかしながら、乳歯は永久歯に比べて虫歯になりやすいと言われています。 しっかりと乳歯のケアをしてムシ歯無しで永久歯へとバトンを渡したいですね。

 

snakeところでなぜ乳歯は虫歯になりやすいのでしょうか?

いくつかの原因がありますが、まず永久歯に比べると大きさや厚さが半分程度です。 そのため、歯の表面にある体の中で一番硬いエナメル質も大人の半分しかないので虫歯の進行が早いと言われています。 また、乳歯は神経が大きく、エナメル質とその内側になる象牙質の厚みが薄いため、虫歯になるとすぐに神経まで進行してしまします。

 

mouse次に乳歯のムシ歯は黒では無く、白い事が多いのです。 白いとムシ歯になっても気づくのが遅れ、進行してしまいます。 大人の黒いムシ歯はゆっくりと進行していきますが、白いムシ歯は早く進行する場合が多いので気づいたときには大きな穴が開いていた!なんて事になったらとてもショックですね。

 

cakeまた、乳歯のムシ歯は食事の変化であっという間に進行してしまいます。 先月はムシ歯が無かったのに今月にはできていた!といった場合にはお子様の食生活の様子を伺うと必ずと言っていいほど心当たりのある食生活が分かってきます。 普段はおやつをあまり食べていなかったのに、今月は夏休みでおやつを食べる頻度が増えた。習い事をはじめてその前後におやつを食べる習慣がついた。最近◯◯というお菓子に夢中になり、毎日食べていた….などです。 子供の好きな食べものにはムシ歯の原因になりやすいものも多くあります。「お口の中にとどまりやすいもの」「虫歯菌が取り込みやすい糖分をたくさん含むもの」「ネバネバして歯にくっついてしまうもの」などのお菓子です。 お口の中に糖分がとどまっている時間が長いとムシ歯になってしまうので、まずはおやつの時間、また食べる量を決め、だらだらと食べ続ける事が無いようにしましょう。

 

最後にleaf

歯は美味しいものをたくさん食べるためにありますよね。 決してお砂糖やケーキが悪い訳ではありません。 美味しいものを沢山食べて、毎日のケアをしっかり行って 生涯良い歯で美味しいものを沢山食べたいですね。 付き合いは短い乳歯ですが、生涯付き合う永久歯の為にも大切にケアして行きましょうtoothribbon

投稿者: 青山表参道桜井矯正歯科クリニック

2015.09.24更新

こんにちは leaf

東京都港区の矯正歯科専門医院・青山表参道桜井矯正歯科クリニック

院長の桜井由美子です。

本日は歯の一生と矯正歯科治療についてお話ししようと思います。

 

 

toothまず歯はいつから出来るのでしょうか?

 

答えはお母さんのおなかの中です!

この【胎児期】に小さな乳歯の芽ができます。

歯のもとになる歯胚と呼ばれるものがお母さんの胎内で出来始めます。

乳歯が虫歯になるとその後の永久歯の歯並びにも関わって来ます。

乳歯はお母さんからの栄養でまずでき始めるので、

お子様の為にもお母さんの健康管理が大切ですねglitter

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 【幼児期】には乳歯が生えてきます。

お母さんの唾液の中に虫歯の原因になる菌があると同じスプーンやお箸を使用するとお食事の時に子供に感染すると言われています。 お母様の虫歯もしっかりと治療する事も大切となってきます。 また、乳歯列期には矯正治療を開始する事は少ないですが、反対咬合など一部の不正咬合では乳歯列からの治療が必要になる事もありますtiger

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【学童期】には6歳臼歯が生え始め、前歯が乳歯から永久歯に生えかわります。

永久歯が正しい位置に生えてきたかを注意して見ておきましょう。 生えかわり時の異常があればまず矯正専門医に一度受診しましょう。 すぐに緊急で治療を開始する必要がある方は少ないですが、 反対咬合や上顎前突など早期治療が有用な症状もあります。 また、この頃に治療を始める事で骨格の成長を利用して治療結果をより良いものにし、歯が生える時期に自然な生え替わりを利用して歯に負担を少なく治療を行う事が可能な場合もあります。また、治療をすぐに開始しなくても歯の発育時期に定期的に歯並びをチェックし、フッ素を塗布したり適切な歯磨き指導を行う事で強い歯を育てる事で良い治療結果につながっていきます。

めやすとして7歳までに一度矯正歯科医院を受診する事をおすすめしますrabbit

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 【青春期】は永久歯が生えそろう時期となります。

このころには小児矯正をされていた方は仕上げに入ります。 また、この頃には小児矯正(早期治療)が必要なかった患者様も本格矯正を行うベストタイミングとなります。 しかし、永久歯が生えそろい始める12~13歳は虫歯になりやすい時期です。 歯が生えてきてから1年は最も虫歯になりやすいといわれています。 また、学校や部活、受験などのタイミングでとても忙しい時期でもあります。 この時期に始めるにはマイナスな面が多い様にも思いますが、 歯が生えそろうので今歯並びを治しておくと綺麗な歯並びでずっといれるので 虫歯になるリスクを早めに改善できるメリットがあります。 また、治療中は月に一回の矯正治療の調整で通院が必要となる為、クリーニングやフッ素塗布を治療と同時に適宜行い、虫歯になりやすい部位は事前にシーラントなどの予防処置が行えるメリットもあります。また、万が一虫歯になってしまっても小さい虫歯のうちに早期発見する事により大きな虫歯になるのを防ぐ事ができます。

理想的にはこの時期に治療を終える事が望ましいですが、受験や部活などのタイミングをみながら、患者様にとって一番良い時期に行えるように相談させて頂けたらと思います。tooth

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次に【成人期】 です。

成人期には親知らずが生えてくる方や生えて来なくても顎の中で親知らずが押して来て歯ならびが悪くなってしまう方もいます。 それまでは歯並びが良かったり、矯正治療を終えていても、親知らずが生えてくる事により前歯が押されて出てきてしまったり、前歯がガタガタしてしまう事もあります。 適切な時期にレントゲン写真により親知らずの状況を経過観察し、必要に応じては抜く事も今後の歯の一生の為には必要な事もあります。 もちろん、問題の無い親知らずを無理に抜く必要はありませんが、まずは相談下さい。 また、この時期には歯が成熟し、虫歯のリスクに加え、軽い歯周病にかかり始める方も増えてきます。この時期には虫歯予防に加え、歯周病予防にも力をいれ綺麗は歯と歯並びを保ちましょうglitter

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【壮年期】には人によっては虫歯や歯周病により歯を喪失する方も出てきます。

この時期には歯周病により歯肉が退縮し、歯の根の虫歯になりやすい時期になります。歯周病に罹患している場合には矯正治療を始めるにあたり、まずは歯周病治療が必要となってきます。人によっては部分矯正をする事により歯周病のリスクを減らす事が出来る場合もあるので歯周病と診断された方でも矯正治療可能な場合もありますので諦めずにまずご相談ください。 また、虫歯により歯を喪失してしまい歯並びが崩れて矯正治療を必要とされている方もいらっしゃるかもしれません。そういった方も虫歯や被せものの専門医と協力しながら矯正治療を進めていきますflower2

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【老年期】には義歯を使用する方が増えてきます。

部分的や全体的に義歯を使う人もでてきます。 歯の喪失をあきらめずにきちんと適切なケアを行って下さい。残っているご自身の歯を少しでも長く維持して行ける様、必要に応じて義歯専門の先生と協力しながら矯正治療を行います。残った歯を大切にしましょうtoothglitter

 

tooth最後に

健康な歯で咬むと言う動作は全身の健康にも密接に関わってきます。 多くの方々が綺麗な歯並びで健康な毎日をおくれる様に矯正歯科専門医院として今後も日々研鑽を積んで参りたいと思っています。leaf

投稿者: 青山表参道桜井矯正歯科クリニック

2015.09.07更新

こちらからご覧いただけます。

http://minato-doctors.com/movieDetail/1259

投稿者: 青山表参道桜井矯正歯科クリニック